“カメレオン”の胸躍るホーン、“AUN”のヒリヒリしたグリッチ、“最後の花”の狂い咲くストリングス……アレンジひとつ取っても4人の生命力とバンド愛が凄まじく、恋しまくっているときの興奮もカーッと甦るので、聴き手は焼け付くように熱くなればいい。ラスト、“journey”の後に逞しいビートの“勇敢なこども”が待っていて涙。旅は続く──脱退を控える佐藤千明の熱唱、猛烈な楽曲がすべてを語る、4枚目のフル・アルバム。