2013年のデビュー作『Young Boy Old Soul』で注目された豪州のシンガー・ソングライター。とにかく器用に古今東西のアーバン作法を使い分けて多彩な曲調を自作する人で、その何でもアリな構成はこのセカンド・アルバムでも変わらない。スムースで優美な歌唱を活かしてスタイリッシュに届ける術も巧みだ。聴き進めるごとにさまざまな名曲の断片がよぎる、オーソドックスでジュークボックス的な快感のある一枚。