ヴァーヴの『Urban Hymns』と並べて聴きたい作品たち

LONDON GRAMMAR Truth Is A Beautiful Thing: Deluxe Edition Metal & Dust/Universal(2017)

ストリングスの使い方に『Urban Hymns』の影響を感じるな~と思った矢先、何とこのデラックス版では“Bitter Sweet Symphony”のカヴァーを披露! この曲はノエル・ギャラガーやビヨンセらも取り上げた、まさに問答無用の90sアンセムですよね! *三崎

 

RICHARD ASHCROFT These People Cooking Vinyl/BIG NOTHING(2016)

プロデュースはクリス・ポッター、ストリングス・アレンジはウィル・マローン。つまり『Urban Hymns』と同じ布陣で臨んだ10年ぶりのソロ作ってだけでも胸いっぱいなのに、年齢を重ねて表現力を増した歌がまた泣けるんだ。三崎君にはこのビタースウィートな魅力がわからんのかね~。 *新馬場

 

THE ROLLING STONES Out Of Our Heads London/Abkco(1965)

『Urban Hymns』のオープニング“Bitter Sweet Symphony”がストーンズ“The Last Time”(原曲はステイプル・シンガーズ)と酷似していることから、訴訟問題にまで発展したのは有名な話。でも要するにストーンズが大好きなわけで、それをモロに表へ出しちゃう素直さが可愛いにゃ~。 *雑色

 

NOTHING BUT THIEVES Broken Machine RCA(2017)

私は構造の話も大事だと思うね! ミューズが『Urban Hymns』に直接的な影響を受けた世代なら、この若きUKロッカーたちのプロダクションはミューズっぽいんだよ。つまりヴァーヴの孫息子とも言えるわけ。そんなサウンドによる繋がりを紐解くのも、ロックを聴き続ける醍醐味のひとつじゃん! *雑色

 

THE CHARLATANS Different Days BMG Rights(2017)

ヴァーヴと共にブリット・ポップ以前から活動を続けてきた彼らが、いまも第一線で活躍しているのは誇らしい限り。しかも本作ではヴァーヴのピーターがドラムス参加しているんだから、ますます嬉しいじゃないか! 編集部もUKの新人ばかり取り上げてないで、『Urban Hymns』を100回(以下略)。 *新馬場