ニューレイヴ元年に産声を上げたこのダンス・ロッカーたちも今年で結成10周年。節目を飾る本作は、意外にも初顔合わせのジェイムズ・フォードがプロデュース。フランツ・フェルディナンド的な薄口ファンクにド派手なシンセで飾り付けし、有無を言わさず聴き手を踊らせにかかります。緻密な作りの前作を経て快楽性を最優先させた様子は、気持ち良さそうにもっさりした裏声を響かせるフロントマンの歌唱にもくっきりと。