テキサス自作自演派シンガーの2013年作が日本盤化。前作『Vintage Love』(2009年)でのネオ・ソウル調はそのままに、楽曲はより洗練へ。マーヴィン・ゲイを気取った“Paper”やアイズレーズ風のミディアム・スロウ“Love's Worth”、アリシア・キーズの某曲にそっくりな表題曲など、インスパイア元が透けて見えるのはご愛嬌だが、それを補って余りある魅力的なファルセットカーティス・メイフィールドさながらだ。