前作から7年も空き、マークス・アッハーも脱退……と不安材料が揃っていたが、そんなものは杞憂に過ぎなかった。囁くような女声と緩やかなリズムを中心に据えたラリ・プナ印のオーガニックトロニカは健在で、いまの季節ともマッチし、こちらは聴いているだけで何とも言えないセンティメンタルな気分になってくる。キングス・オブ・レオンのカヴァーやメアリー・ラティモアとのコラボなど、聴きどころ多し!