――リクエストベスト盤にはファンのリクエスト投票による上位15曲を収録していますが、投票結果を見ていかがですか。

SHINPEI「僕たちのことをずっと応援してくれているファンの方が投票してくれているので、〈さすがだな! これを選んできたか!〉という印象です。やはりライブで欠かせない曲が随所随所に入っていたり、シングルで僕たちの顔になっているような曲たちも入っていたのですごくバランスのいい15曲だなと思いましたね」

DAIGO「“SUGAR BABY”が入っているのが意外でしたね。自分で作っておいて言うのも何なんですけど(笑)。意外でしたけどこれ1枚でライブも出来そうですし、ファンのみんながこの曲順で聞いてみたいのかなと感じました。そしてこれからBREAKERZを初めて知る人に対してファンのみんなが〈この曲オススメだよ〉って紹介してくれているような気がしています」

AKIHIDE「僕も“SUGAR BABY”は意外だなと思いましたね(笑)。あと、“hEaVeN”が入っているのも個人的には意外で嬉しかったですし、何より参加してくれたことが嬉しかったですね」

――今回の収録曲のメロディや歌詞の中から、皆さんそれぞれ1つお気に入りのフレーズを教えてください。

SHINPEI「ギタリストなので、ギターのフレーズでいうと、やっぱり“RODEO DRIVE”のギターソロですかね。BREAKERZのツインギター、プラスe-ZUKAさんによるトリプルギターは聴いていても面白いですし、プレイしがいのあるフレーズになったので、ギターをやっている方に是非コピーしてほしいなと思います」

AKIHIDE「10th Anniversary Special Deluxe Editionのみに収録されている“BATTLE SE -VS-”ですかね。これはインスト曲なんですけど、SHINPEIがリードギターを弾いてるんですね。色々とこだわりを持って頑張ってレコーディングしている姿を見ていて。僕も普段インスト曲を演奏するんですが、SHINPEIのそういった面が見れたので刺激的でしたね」

DAIGO「僕は、“GREAT AMBITIOUS”の1番のサビ後から2番のAメロに入る前のJIROさんのベースラインですかね。JIROさん節炸裂のかっこいいベースラインをぜひ聴いてほしいですね」

――11月からはこのアルバムを引っさげた全国ツアーが始まりますが、見どころや意気込みについて教えてください。

DAIGO「今回のツアーでは、最近回れていなかった場所にも行けるので楽しみです。そして10周年スペシャルアルバム『X』(クロス)の楽曲を中心に演奏すると思うので、このアルバムを聴いて来てくれれば初めての人でも絶対楽しめるようにしたいなと。あとは10周年の感謝の気持ちを各会場でしっかり伝えていきたいと思います」

SHINPEI「今回のアルバムは、僕たちの力だけでなくたくさんのにスペシャルなゲストの方たちの力が加わって豪華に仕上がった作品だと思うんですけども、このツアーはコラボしていただいた方の楽曲を僕たちだけでどう表現していくのかが見どころだと思います。実際にライブで観て、聴いてもらって『よかったよね』って思ってもらえたら嬉しいですし、バンドとしてまた1歩成長出来たなと感じられると思います」

AKIHIDE「今年は【10番勝負】から始まって、このスペシャルアルバムがあってのツアーになるんですけれども、色々と変化があり、僕たち自身も変わっていると思うので、来ていただいた方にそういった変化を感じてもらえるようなライブにしたいと思っています」

――最後にこの10年間の中でメンバーの変わったなと思うところ・逆に変わっていないなと思うところはありますか?

SHINPEI「DAIGOさんの変わらないところは面白いところですかね。ユーモアが溢れる方なので」

DAIGO「むしろ増してるでしょ? 面白さが」

SHINPEI「そうですね。そういう意味で、変わらないではなく変わっていったところですね。あともう一つあって、自分を取り巻く環境が変わっても音楽に対する情熱を無くさないところですね。DAIGOさん自身、昔と比べるとめちゃくちゃ忙しくなっていつも睡眠時間大丈夫かな?って心配になるんですけど、そんななかでも夜中とかに〈曲出来たよ!〉って送ってくれるんですよ。それが10年続いてるってすごいことだし、刺激受けますよね」

――DAIGOさんから見てメンバーの変わらないところ・変わったところはありますか?

DAIGO「SHINPEIの変わったところは車が変わったところですよね。シンピーの歴史を見てきてるから。10年間色々と」

SHINPEI「そこですか!!(笑)」

DAIGO「でも変わったという意味ではBREAKERZになってから作曲にチャレンジし始めて、すごくBREAKERZを支えてくれるというか。リクエストベスト盤にも彼の楽曲が入ってるし。作曲を始めた当初は想像もしていなかったので、ミュージシャンとしてすごく成長してるなと思いました。変わっていない部分は、調子悪い時は何喋ってるかよくわかんないところですね(笑)。まぁ、それがSHINPEIの良いところでもあるんですけど」

SHINPEI「思い当たる節があります…(笑)」

DAIGO「AKI様の変わったところはお酒が弱くなった(笑)。ライブの打ち上げとか、呑みの場に最後までいないもんね」

AKIHIDE「そう。最後までいれないんだよね(笑)」

DAIGO「気が付いたらいないもんね。周りに迷惑をかけまいとしているのか(笑)。変わらない部分はやっぱり音楽への情熱ですよね。あとは、僕とSHINPEIが子供っぽいところがあるんですけど、一歩後ろに下がって大人の目線で見守ってくれているというか。その関係性は10年間変わらないですよね。一番大人だなって思います」

――AKIHIDEさんから見てメンバーの変わらないところ・変わったところはありますか?

AKIHIDE「DAIGO君はDAIGO☆STARDUST時代から知っているんですけど、とにかくアウェイに強いんですよ。へこたれないし、逆境に強いところは昔から変わってないですよね。今や日本中の誰もが知っている存在になっているのに、その状況にも甘んじることは絶対にないし。それはすごいことだなと思います。SHINPEIは昔からすごく真面目ですね。資格をたくさん取ってるし、これからも取ろうとしているよね?」

SHINPEI「はい! このあいだ1つ取ってきました」

AKIHIDE「変わった部分でいうと、僕がお酒に弱くなった分、彼がお酒を好きになり強くなりました(笑)。DAIGO君は健康に気を遣うようになったよね。みんないい感じに変わっていますね」

――最後に、これからのバンドとしての抱負を教えてください。

DAIGO「これからも〈1+1+1〉ではなく、〈1×1×1〉であるように3人の良さが掛け合わさってパワーを生み出して、BREAKERZをもっと広めていけるように10年、20年と頑張っていきたいですね」

 

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