奇妙礼太郎トラベルスイング楽団の元メンバーを中心とする8人組インスト・バンドの2作目。スウィンギンなジャズにファンク、プログレなどを混ぜ込んだ猥雑なダンス・ミュージックを、ブラスやシンセをフィーチャーしたアンサンブルで大放出している。壮大なグルーヴ絵巻を展開しながらも、80年代のフュージョンを思わせる浮ついた音像とタイトルに表れたユーモアでどこまでも軽妙に聴かせるところに個性が光る。