リリカルなエレクトロニカや深淵なイーヴン・キックも内包した『There Is Love In You』(2010年)を彷彿とさせるニュー・アルバムが完成。シングル・カットされて大反響を得た、アルペジオが印象的な陶酔のディープ・テック・ハウス“SW9 9SL”、エキゾティックな旋律で神秘的に飾られた“Planet”が目立っているが、全体を支配する憂いを帯びたメロディーと極彩色のビートで新旧ファンがニンマリの内容だ。