金沢21世紀美術館で11/3(金・祝)~5(日)に開催される〈カナザワ・フリンジ 2017〉をご紹介!!

 

カナザワ・フリンジは、アートな視点で金沢の課題・人・場所と向き合いながら2年サイクルで創作活動を行うアーティスト・イン・レジデンスプログラム。今年は5人のディレクターが国内外から招いたアーティストやクリエイターとともに金沢の街で滞在制作を行い、5つの新作が発表されます。

meeting/街、人、アーティストとの出会い

proposal/視点や価値観の再提起

action/創作活動の実行

change/街、人、アーティストの緩やかな変化

街や人々との出会いにインスピレーションを得て生まれた作品が、日本の中の金沢という街の立ちかた、ありかたを、緩やかに、でも確かに動かしていくことを目指した、金沢による金沢からの金沢だからこその新しいアート。
〈カナザワ・フリンジ〉は、そこから街や人やアーティストが変化し、その先にどんどん大きく広がっていくような気がしてならない期待のプロジェクト。ぜひチェックしてみてください!!

 


カナザワ・フリンジ 2017

11月3日(金・祝)~11月5日(日)10:00~17:00(イベントにより異なる)
*11月2日は前夜祭
会場:金沢21世紀美術館、あさのがわのいえ(材木町)、近江町市場、Kapo(野町)
料金:無料(一部有料や要予約のイベントあり)

PROGRAM:1
TEI-EN BENTO PROJECT

“ニューヨーカーシェフが金沢の食文化にほれ込み、「TEI-EN」の看板を掲げ愛ある誤解のままに新しい郷土料理を提案する”という設定のもと、稲田俊輔氏と『金沢奇妙弁当』の制作と販売を行います。金沢の郷土料理の新しい魅力を紹介するとともに、高低差を設けた食体験を通じ、あなたが日々食べることをどう考えているか/いないかを明らかにし、「食べる事を考える」きっかけを作ります。

金沢奇妙弁当
 

アーティスト/稲田俊輔(料理人・飲食店プロデューサー/名古屋)
ディレクター/上田陽子(金沢アートグミ)
www.kanazawa-fringe.com/tei-en-bento-project-1

PROGRAM:2
Fun with Cancer Patients がん患者とがんトーク:金沢編

Fun with Cancer Patients はアーティストのブライアン・ロベール自身のがん経験を発端とする、がん患者との共同創作プロジェクトです。「がん患者とがんトーク:金沢編」では、地元のがん経験者や患者•家族をサポートしている専門職の皆さんと共に「がんにまつわる会話を遠慮なくできる安全で居心地のいい場所」を創ることにしました。観客の皆さんとがん経験者、専門職の皆さんが会話を楽しみ、そしてためになる体験型パフォーマンスアートです。

photo: Christa Holka
 

アーティスト/ブライアン・ロベール(パフォーマー・演出家・脚本家/米国・英国)
ディレクター/黒田裕子(金沢21世紀美術館交流課 プログラム・ディレクター/コーディネーター)
www.kanazawa-fringe.com/fun-with-cancer-patients

PROGRAM:3
Walk with Me

参加型の作品『Walk with Me』を滞在制作します。金沢に住む人の心の内にある「情景としての金沢」の姿を見つめる試みです。地元の人が日常的に歩く道や個人的な思い出がある道を一緒に歩き、その道や風景にまつわる個人的な物語に思いを巡らせます。一緒に過ごした時間は詩となり、手紙になって参加者の元に贈られます。展示会場は、その情景が繋がる「もうひとつの金沢の地図」として現れます。

『A Little Umbrella II』2012年 パフォーマンス(Sun Gallery /台湾、台北市)
 

アーティスト/ウェイ・シンエン(アーティスト/台湾)
ディレクター/齋藤雅宏(Kapoディレクター)
www.kanazawa-fringe.com/walk-with-me

PROGRAM:4
あさのがわのいえ

浅野川常盤橋のほとりにあるあさのがわのいえには、この世とあの世を往来する異界の人達が住んでいます。あさのがわのいえで起こる鎮魂の踊り。それは日常を離れて新たな霊性を備え蘇る儀式となり、私たちの魂は鎮められ浅野川の清らかな水の一滴になり、やがて広大な海にたどりつくのです。

『日々荒野。』 2017年 Photo:Adam Isfendiyar / 撮影:青木カオリ
 

アーティスト/新人Hソケリッサ!(パフォーマンス/東京)
ディレクター/中森あかね(Suisei-Art)
www.kanazawa-fringe.com/asanogawa-no-ie

PROGRAM:5
アーティストの目

アーティストの目は、無意識に固定化されている視点や価値観に新たな側面を発見し、柔らかなまなざしを与えてくれます。その点に着目し、感情や行動の源である「身体」を通じて自分や相手の境界線について考察をする、なかむらくるみの展示&パフォーマンス『彼らの特徴とその理由』、「なぜ、人は物を作るのか」という根本的な問いに対峙する村住知也の展示『Under the bed』を開催いたします。

なかむらくるみ / 村住知也
 

アーティスト/なかむらくるみ(ダンサー/金沢)
アーティスト/村住知也(美術作家/金沢)
ディレクター/山田洋平(山田企画)
www.kanazawa-fringe.com/artist-no-me

■前夜祭
11月2日(木)18:00~21:00
会場:金沢21世紀美術館 シアター 21
入場無料(出入り自由)
新作の完成を祝うごちゃまぜパーティ!パフォーマンスあり、音楽あり、展示あり アーティストやプロジェクトに一同に出会える唯一のチャンス!
参加者:稲田俊輔、ブライアン・ロベール、ウェイ・シンエン、新人Hソケリッサ!、なかむらくるみ、村住知也、四井雄大、sanchan(noid)、tanaka scat、K. Onishi ......and more
出店:one one otta(軽食、ドリンク)、地域支援センターポレポレ(雑貨、おやつ)、エリックサウスと四井雄大(カレー 2種 限定40食)、小坂保行(ビッグイシュー)