初作から1年待たずに発表の新作は、Olive Oilプロデュースによる7曲入り。ヴァイブス高くガツガツとビートを乗りこなすド頭の“S.W.A.”でツカミはオッケー。続く“月桃の花が枯れる頃”でも沖縄の描写に魂を乗せたマイクがアツく燃え、〈戦争の2文字に蓋をする1ヴァース〉の一行が真に迫る。まどろむようなオケで唾奇と迎えるラスト“memory trigger”にも本気ぶりが映る、確信に満ちたネクスト・ステップだ。