ジョニー・グリーンウッドに続き、レディオヘッドからドラマーのフィリップ・セルウェイもポリー・スティール監督の最新映画「Let Me Go」にてスコア作家デビュー。楽曲の主役はピアノやミュージカル・ソウによる短調の旋律で、ビートレスのパートが多いことに驚かされつつ、時々ほんの少しのパーカッションが足され、受け手の不安感を煽る点にセンスの良さを感じる。フィリップ自身が歌うテーマ曲も底なしに暗い。