1年半ぶりとなる4作目。〈ビート・ミュージック歌謡〉とでも言うべき持ち前のスタイルを掘り下げる一方で、BOMIを迎えたシンセ・ポップからラウンジーなボサノヴァ、エキゾ風味のジャズ、ピアノ伴奏の唱歌、フィールド・レコーディングの歌モノ……と見事なまでにバラバラなアプローチのナンバーを詰め込み、わずか28分にまとめている。スケッチ集のような肩肘の張らない趣と、それゆえの自由な音使いが楽しい。