コンテンポラリーなダンス/ブラック・ミュージックを現代っ子アイドル流に解釈してきたフィロのスの第2幕。いわゆる萌え声の十束おとは、パンチの利いた日向ハルという両極の個性を擁する4人のヴォーカル・フォーメーションはこのグループの大きなチャームだけど、なかでも“夏のクオリア”“ミスティック・ラバー”“アルゴリズムの海”といったスロウ~ミディアムの新曲群が、ぐいぐい気持ちいいとこ突いてくるぅ。