フィンランド・シーンで存在感を光らせる女性シンガーが、この5作目でついに自身の箱庭的小宇宙を完成させた! ムームのメンバーやマッティ・ビーエらの援護を受けて奏でるのは、もともと得意としていたチェンバー・フォークに、前作でトライしたクラシック音楽、そして実験的なエレクトロニカを足した神秘のサウンド。〈やりすぎてないフアナ・モリーナ〉といった絶妙な間口の広さが魅力だ。