ブラジルのミナス新世代を代表するジャズ・ドラマー、フェリピ・コンチネンチーノの電子音楽に特化したプロジェクトでのデビュー作。初期シカゴ・ハウスやIDMなどのプリミティヴなダンス・ミュージックを現代的なドラマーの視点で解釈し直したかのような世界観はただひたすらに聴き心地が良い。なかでも、バレアリックな手触りのサウンドに緻密なレイヤー感が交錯した“Tape This Glass”が白眉。