自身の主催フェスも大成功を収めた彼らによる、結成20周年を記念した11作目。ホワイト・ノイズを轟かせる“白い文明”、ジャジーで軽やかな“ユートピア”、小林武史プロデュースのシンフォニックな“愛を両手に”など随所で聴ける新たな挑戦は、長年磨き上げてきた彼らの身上――静と動のコントラストが明確なバンド・サウンドと壮大な生命賛歌をより鮮やかなものにしている。風格すら漂う一作。