20年近くのキャリアを誇り、客演なども含めていまなおコンスタントに活動を続けるタリブ。今作も持ち味の渋味あるラップとヴェテランらしい安定感に絶妙な配分で現行シーンのフレイヴァーも加え、BJ・ザ・シカゴ・キッドやアンダーソン・パーク、ロバート・グラスパーらと抜群な相性のコラボを聴かせる。ゴスペル調の先行曲“Heads Up Eyes Open”での意外すぎるリック・ロスとの共演も違和感ナシで最高だ。