その豊富な音楽的引き出しからファニーでポップな断片を次々に繰り出してくる奇才スクラフ。6年ぶりとなるオリジナル作は、ヴォーカリストをフィーチャーした曲が半分を占め、全体的に穏やかなソウルを感じさせる内容に。特にハウス・レジェンドのロバート・オーウェンスを迎えた“He Don't”は、粘っこい声とカイディ・テイタムキーボード・ワーク、ヴァイオリンの奏でるメロディーが絡み合った素晴らしい仕上がりだ。