アーバン・ゴスペルきっての人気姉妹ながらも活動休止中のメアリー・メアリー。これは妹ティナの初ソロ作『It's Personal』(2015年)のデラックス盤で、音の意匠やスタイルはデュオ以上に多様に。ウォーリン・キャンベル製のトラップ“We Livin”、夫のテディ・キャンベルと大爆走して昂揚する“Evidence”、スティーヴィー・ワンダーを招いた“Love Love Love”など、濃密な歌声のストロングな説得力はどこを切っても格別だ。