独特な装丁でファンも多いWinter&Winterレーベルの最新作で取り上げられたのは今年没後250年となるテレマン。「生前“は”バッハより人気があった」などと屈辱的な過小評価をされてよい作曲家ではないことは諸兄らは知っているだろう。ドイツ・バロック音楽を牽引してきたその作品は味わいと麗しさに富んでいる。本盤はテレマンが創設したコレギウム・ムジクスが演奏を行ったコーヒーハウス、カフェ・ツィマーマンをイメージし序曲、ソナタ、協奏曲などを選曲。演奏のフライタークスアカデミーを率いるカタリーナ・ズスケの冴え渡るオーボエが楽しめる珠玉の楽曲群である。