オランダシンガー・ソングライターによるデビュー作。アコースティック・ソウルにふわふわとソプラノを浮かべたり、かすれたヴォーカルでバラードを歌い込んだりと、豊かな表情の歌声がまずは好感触。楽曲はノラ・ジョーンズアデル以降のオーガニック感に、メイヤあたりの北欧シンガーや80年代ポップスからの影響を感じさせるキャッチーさもあり、これまた好印象。サラリと高品質な歌を聴かせる好盤だ。