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【特集:ZOKKON OF THE YEAR 17to18】実力派がゴージャスな本領を発揮したprediaのニュー・アルバム『ファビュラス』

【特集:ZOKKON OF THE YEAR 17to18】実力派がゴージャスな本領を発揮したprediaのニュー・アルバム『ファビュラス』

圧倒的な実力派の本領発揮に惚れる新作!!

 結成7周年を記念する〈predia 7th Anniversary Tour〉で全国7か所を回り、そのファイナルにあたる日本青年館での公演を成功させて、2017年を華やかに締め括ったpredia。〈日本一セクシーな、「惚れる」大人アイドル〉をキャッチフレーズに掲げ、2010年の結成から原石の輝きを磨き上げてきた平均年齢28歳の10人組です。

 昨年はリリース面でも“禁断のマスカレード”に始まり、ワインをテーマにした“ヌーベルキュイジーヌ”、強さと肉体性を誇示した名曲“Ms. Frontier”とシングルをコンスタントに放ち、コンセプトに直結するゴージャスな美意識だけでなく、より勇ましい表情を見せつける一年でもあったのではないでしょうか。そして、そんな10人の現在の魅力と実力を集大成した今年最初の作品が、メジャーでのセカンド・アルバムにあたる『ファビュラス』です。フル・アルバムとしては2015年の『孤高のダリアにくちづけを』からちょうど3年ぶり、その間のミニ・アルバム『白夜のヴィオラにいだかれて』から数えても1年半ぶりとなり、これはまさに待望の一枚でしょう。

predia ファビュラス CROWN GOLD(2018)

 前出のコンセプトと併せてprediaを唯一無二の存在にしているのが、比類ない実力派グループという側面です。それも設定としての〈実力派〉ではなく、特にメイン・ヴォーカルを担う湊あかねと村上瑠美奈の超ストロングな歌唱力は、一聴してもらえれば問答無用で伝わるカッコ良さ。『ファビュラス』ではよりいっそう曲調に彩りを増し、その実力に思わず〈聴き惚れる〉ような仕上がりとなっています。

 EDMを通過したうえで改めて90年代J-Popのダンサブルな歌謡性に回帰したような王道のpredia節は、疾走感を纏った幕開けの“Fabulous”からフルスロットル。手掛けたのは昨年のシングルで成果を上げた栗原暁(Jazzin'park)とTasuku Maedaのコンビです。それに対し、容赦なくブリーピーな“SUPER WOMEN”は阿久津健太郎とTlexiAによるもの。この馴染みの2組に加えてdream monster組の楽曲も含め、質の高い刺激的な楽曲が揃えられています。

 栗原と久保田真悟のJazzin'parkコンビによるリード曲の“Hotel Sunset”はサルサ風味をまぶした妖しいスウィング・ナンバーで、ミュージカルばりに仰々しい“クレオパトラ”、総員の歌声で聴かせるサニーサイド・ポップ“Secret of Light”、嬢メタルばりの“SHADOW PLAY”……と、どんなアレンジにもパワフルに応える強靭な歌声の逞しさはどこを切っても頼もしい限りでしょう。本作リリースに前後して新たな全国ツアーをスタートするprediaですが、ここに用意されたファビュラスな楽曲たちがどのように披露されるのか……今年も彼女たちから目が離せません。

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