しばらく続いた大作主義から方向転換しての9作目。スラッシーかつグルーヴィーな演奏はそのままに、わかりやすい歌メロを大胆に導入し、基本は4分台の楽曲でテンポ良く攻めてくる。優美なストリングスが舞うタイトル曲、ジェントっぽいリフで起伏を生む“Triple Beam”、アコギを用いたカントリー・ロック風“Bastards”など曲調は色とりどり。怒りと優しさの二面性を見せるロブ・フリンの歌声が魅力的だ。