監督はMVディレクターを経て映画監督デビューを果たした2人のダニエル(ダニエル・シャイナート、ダニエル・クワン)によるダニエルズ。数々の映画祭で注目を浴び、2016年のサンダンス映画祭では最優秀監督賞も。ポール・ダノだしダニエル・ラドクリフが死体役だし、軽い気持ちで映画館に足を運んだが、脳が映画モードに入るやいなやラドクリフ万歳という気持ちになった。ただの死体じゃない、スイス・アーミーナイフのように便利な死体と青年の友情。本当に1人になった時そこに死体があったら。よからぬ可能性を信じてしまうかもしれない。それに自分の願望を投影させたとき、死体は死んでるくせに生きろと言ってくる。