ヴィニチオ・カポッセラとの共演など近年の精力的な外仕事が影響してか、3年ぶりのアルバムはとても開けた内容に。打ち込みのビートやファンキーなシンセ使いもさることながら、抑揚を効かせたドラマティックな歌パートがリスナーの心をストレートに撃ち抜いてきて、これまでとは様子が違う。しかしながら、キャレキシコらしい郷愁はしっかりと保持。カート・ヴァイルやウォー・オン・ドラッグスのファンもぜひ!