〈Kerrang! Tour〉のヘッドライナーや5セカンズ・オブ・サマーのツアー・サポートを経験し、日本でもONE OK ROCKやMAN WITH A MISSIONのアリーナ公演に招待されて認知を広めるUKの4人組が、この4作目でやっと正式に本邦デビュー。ポスト・ハードコア/メタルと今様のアーバン・ポップがごく自然に合わさったサウンドは、フォール・アウト・ボーイのファンなら間違いなく気に入るはず。EDM的なアレンジや80sハード・ロック由来のベタベタなリフなどを採り入れつつも、あまり俗っぽく聴こえないのはバンド・アンサンブルに緊張感が満ちているためだろうか。野太く男臭い歌唱からいきなり繊細な裏声でセクシーさをアピールしてくるフロントマンのパフォーマンスも大きな魅力。