手堅い音作りに定評のあるジョン・テハダの、コンパクトでは4枚目となるアルバム。テクノからAIやプログレッシヴ・ハウスを通過したうえでのこのテック・ハウスの滋味深さがたまらない。アナログ・シンセを駆使した質感もイイし、音圧もバッチリで、アグレッシヴかつドラマティックに踊らせてくれる。全11曲同じようなサウンドはなく、ヴェテランらしい含蓄のあるトラックが並んだ聴き甲斐のある逸品。