ソロ活動開始から早くも10年目を数えるサンフランシスコの爆音王子ことタイ・セガールの新作。ガレージ・パンク、カントリー、グラム・ロックと作品ごとに異なる表情を見せてきた彼の集大成と言える内容で、歌唱スタイルもトム・ヨークを連想させる物悲しいものから、ベックばりにゴキゲンなハイトーンを響かせたものまであり。清々しいほど自由気ままで、その七変化ぶりに何度聴いても飽きることがありません。