デビュー25周年を飾る19作目は、TR-808やリンドラムといった往年のドラムマシーンや、モーグなどのアナログ・シンセサイザーを大胆に導入。ELO風のストリングス・バラード“始まりのサンセット”、初期ビートルズ調のブルース・ロック“12時55分”、藤原さくらの可愛いコーラスが聴ける尖ったエレポップ“問題ない”など、クールなリズムと生々しいアコギや歌とが見事に共存。回顧的に見えて攻撃的な作風が彼の本質だ。