ファット・ホワイト・ファミリーの元ギタリストとチャイルドフッドのフロントマンを中心とする新バンドのファースト・アルバムは、トロットロのなんちゃってハワイアンやダビーなシンセ・ポップほか、驚きのラウンジ・ミュージック集に。パッと聴きはゆらゆら帝国っぽくもあるけど、そこに英国紳士ならではの美意識がプラス。枯れた歌声から滲み出るスカした感じもカッコ良く、これはクセになりそう。