舞台版「けものフレンズ」の音楽にも携わった弱冠19歳のシンガー・ソングライターが6曲入りのミニ・アルバムでデビュー。ラップと歌唱の間を行く声には儚さ成分が溢れ……と書くとレーベルメイトの泉まくらあたりを連想されるかもしれないが、どこか淡々とした素振りはより現代的で独特の微熱を帯びたもの。自作のメランコリックなトラックに乗せてすれ違いの感傷を吐き出していく様には希望も諦念も混在している。