何よりもまずはヴァネッサ・カールトンの“A Thousand Miles”を思わせるリード・トラック“Colourful”が素晴らしい。ストリングスと爽やかなピアノの旋律が印象的なこの曲で華々しく幕を開ける本作は、過去2作よりさらに深く彼女の音楽的ルーツを追求した作品と言えそうだ。末光篤Schroeder-Headzこと渡辺シュンスケら4名のプロデューサー陣がそれぞれピアノを軸としたアレンジに徹しているのもいい。