際涯に、響く音

CDよりも断然レコードが欲しい

「ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー」が発売されました。…えーと、TVゲームの話です。中身についてはあんまりにも畑違いなので詳しくは省略しますが、FPSというゲームジャンルの元祖「ウルフェンシュタイン 3D」の最新版です。ドイツが第2次世界大戦に勝っちゃった架空世界で、米国人主人公がナチス相手に大立ち回りするという無茶苦茶な(お話自体はもう少しおセンチだったりしますが)ゲームです。因みにレーティング〈Z〉ですから18歳未満の方は遊べません。

――いきなり何を書き始めているんでしょう僕は?…いやいやいや、大丈夫です。別にどこかがおかしくなってしまった訳ではありません。

最近の(しっかりした)海外産ゲームはバックグラウンドの構築を映画並みにキチンとやるんですね。例えばこのゲームの舞台はドイツが戦争に勝利した後の1960年ということになりますが、そんな世界の流行音楽ってのは一体どのようなものであるかなんてぇことを大真面目に考えたりするのです。

まぁ大抵は考えるだけ、もしくは設定を書いて終わりにするのが普通だと思われますが、このゲームを開発した人達は尋常ならざるノリで架空のレコード会社、NEUMOND RECORDINGSなるものまで作ってしまったのです。なんと2014年の現実世界に公式サイトが存在し(つまり現在もドイツ第3帝国による世界支配が続いているってことですかね?)、『NEWMOND CLASSICS』と題された60年代のヒット曲集が紹介されています。これが非常に楽しい仕上がりで、ゲームファンだけの話題にしておくのは実に勿体ない(実際ゲームファンには些か分かりにくい気がします)と、今日のエントリーはそういう話なのです。

公式サイトでは全部で9曲公開されていますが、幾つかピックアップしてここに貼り付けます。元ネタは敢えて伏せますが、どれもこれも、聴けば恐らくニヤニヤしてしまうことは間違いないと確信します。

ローファイな録音環境までそれっぽく再現している音への拘りとか、仮想ジャケットのアートワークとか、本当にこれ作った人達は馬鹿なんじゃないか(褒めているのですよ)?と思ってしまうほどの本気度です。しかもこれねぇ、ゲーム本編には使われていないんですよ。な、なな、なんて贅沢な。

せっかくここまで作り込んであるのですからダウンロード販売だけではなく、レコード・ストア・デイに合わせて7インチレコード化とかすれば結構面白いのにな。少なくとも僕、そんなの出たらちょっと欲しいもの…あー、うち、レコードプレイヤーないんですけどねw

【プロフィール】
ターこう

ターこう

音楽とはあまり関係ない仕事でご飯を食べています。本当は音楽を聴くこと以外なにもしたくないのですが…。守備範囲は主にメタルとプログレ…だと思うのですがそう言い切る自信がありません。邦洋/新旧を問わずその時気になって聴いている音楽について書き散らかします。巷間の認知があまり高くないものが多いかと思います。

ポール・マッカートニー