ロウレンソ・ヘベッチス『O Corpo De Dentro』などによって新時代のアフロ・ブラジル音楽が日本でも浸透しはじめたなか、サンパウロのシーンからまた重要な一作がCDで登場だ。アラフィアで10年以上のキャリアを誇るシェニア・フランサのソロ・デビュー作。ヘベッチスらがプロデュースに携わり、伝統的なリズムの折衷をモダンな鳴りで響かせ、歌唱のソフトな雰囲気もあってネオ・ソウル感覚で楽しませてくれる。