前作からのシングル“S.O.B.”が当たったミズーリの8人組による3年ぶり2枚目のアルバム。ホーン隊を含むソウル・レヴュー的なスタイルを武器に、50~60年代風でまとめたレトロ路線は保持しつつ、随所でインディー・アメリカーナっぽい薫りも漂わせて独自のサウンドを追求している。フォーク歌手としてのソロ活動などを経て、ようやく成功を掴んだナサニエルの熱い歌唱に加え、そんな音の変化も聴きどころ。