バンド結成18年を迎え、20年目の節目に向けて放たれた8作目は、オリエンタルかつ神秘的な仕上がり。持ち前のロックやエレクトロを基調とした洋楽寄りのミクスチャー・サウンドはそのままに、和を感じさせるリズムやメロディー、ちょっとしたアクセントを加えながら、不思議な世界観を構築している。一筋縄ではいかない彼らの楽曲こそ、〈enigma=解き明かせないもの〉なのだと改めて実感させられる。