アジムス、バンダ・ブラック・リオといったブラジルの伝説的なメンツが集まって結成されたスーパー・バンドのセカンド・アルバム。単発の企画ユニットではなかったんですね。今回も70年代のブラジリアン・ディスコをオマージュした鉄板スタイルです。カッコ良いベースラインにソウルフルな女性ヴォーカルとホーン、パーカッションが絡んだ、ニューヨリカン・ソウルを思い起こさせるタイトル・トラックや、アルチュール・ヴェロカイのアレンジが冴え渡るリッチなオーケストレーションが美味な“Step Into My Life”、ピアノのフレーズがキラーな“Fling High”など即クラシックな素晴らしい出来映え。フィリー・ソウルやサルソウル系統のNYサウンド~90年代UKソウルの流れにある作品とも言えます。突き抜けるような気持ち良さと華麗なグルーヴですね。すでにアンドレス、DJスピナ、ディーゴ、ジョン・モラレスのリミックスも発表されており、クラブ界隈での盛り上がりも必至。