COLUMN

EVISBEATS『ムスヒ』 極上の〈いい時間〉を約束する才人のニュー・アルバムと過去の名仕事を徹底解剖!

改めて聴かれるべき珠玉のEVISBEATSワークス(の一部!)

韻踏合組合 ジャンガル Pヴァイン(2003)

前年の編集盤『Volume.0』と初作『クリティカル11』を経たこの2作目では、同年の『The Infumemas...EP』より改名したEVIS BEATSが約半数のトラックを制作。スパイシーな表題曲など印象的な曲が並び、NOTABLE MCとMINTの祭り曲“お熱いのがお好き”が特に快調だ。 *出嶌

 

餓鬼レンジャー Weapon G plusGROUND(2013)

韻踏を離れたEVISBEATSの名を上げたのは本ベスト盤でも聴ける“ラップおじいちゃん”(2005年)だろう。AMIDA自身に加えてKREVAもマイクを回す沖縄×バングラなノリで、同時期のKREVAにも通じるバウンシーな作風が痛快。 *出嶌

 

KREVA 愛・自分博 ポニーキャニオン(2006)

モーツァルトの〈アイネ・クライネ・ナハトムジーク〉を大胆にループしたシングル・ヒット“国民的行事”は、エビス印の自由な発想が炸裂した出世作。ソロでは自作トラック中心だったKREVAが惚れ込んで起用したのも納得。 *北野

 

イルリメ イルリメ・ア・ゴーゴー KAKUBARHYTHM(2007)

“いい時間”の歌詞を書いたことでも知られるイルリメは、かつてEVISBEATSとセッション・ライヴも行った仲。本作収録のジャンクなアゲ曲“イルリメNo.5”では、AMIDAがひょうきんラップでオイシイところを奪取! *北野

 

MINT アフター・スクール・メイキン・ラブ Pヴァイン(2007)

かつて韻踏合組合の同胞だったMINTの初ソロ作に、EVISBEATSはイントロ曲と“ごめんねG. O. D.”の2曲を提供。特に声ネタのストイックな重低音ビートを寄せた後者では、AMIDAとしても鋭い韻の応酬で神にも噛みつく。 *北野

 

サイプレス上野とロベルト吉野 ドリーム Pヴァイン(2007)

エモい地元讃歌から風俗ネタまで、何でもアリのドリーム・ランドが広がるサ上とロ吉の初アルバムに、EVISBEATSは“おかしな話”を提供。弦楽器が優雅に舞うトラック上でサ上が妄想モテ話を垂れ流すクセの強い1曲。 *北野

 

EVISBEATS AMIDA AMIDA STUDIO(2008)

ソロ活動の本格化から4年、初のアルバムはお経も沖縄民謡も童謡も垣根なく取り込んで醸成させた逸品に。お礼返しとなる908や茂千代、ゴスペル歌手の吉坂和麿ら客演陣も多様なので、ともすればゴチャつきそうだが、それを音の曼陀羅として滑らかにまとめ上げるのが阿弥陀マジック。 *北野

 

ET-KING ET-KING BEST ユニバーサル(2014)

ワンダーなイントロからニヤリとさせられる“陽あたり良好”(2008年)を前田和彦と共同で制作。主役の熱気とパーカッシヴな“Apache”のノリが高め合う楽しい仕上がりだ。翌年には“大阪にどつかれて”のリミックスも担当。 *出嶌

 

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