沖縄からまた新たな刺客の登場。初の全国流通EPは挨拶代わりにしては濃厚で、直球で渋く不器用な漢の生き様を垣間見せるラップと、mosaic404のストイックで太いブーンバップ系のビートとのタイマン勝負で制作されている。ゲストなしでも光る才能は実に魅力的。“H.H.S”の覚悟と闘志は〈一本のライヴですべてをかっさらう〉と見事に宣言。“この盤が世に出る頃に”での説得力は聴く者すべてを虜にするだろう。