インパクト大!?なジャケットにまずは目が行っちゃいました……柳家きく麿師匠、約二年ぶりのリリース! 新作落語の大名人である師匠、〈新世紀落語大全〉と銘打った今作は3席入り。手に取った時思わず、なんとも個性的なラインナップにツッコんでしまいました(笑)。これぞ、師匠だから成せる業で、誘(いざな)える世界観……たまらないですよね。中でもオススメは「だし昆布」。まずこのネーミングにひと笑い、と思えば行きつく間もなく噺の中に溺れていました。これはクセになりますよ。落語界で光り続ける唯一無二のセンスとその腕は、これからもとどまることを知らないのでは……! 落語好きこそ聴くべき一作。