エストニアからミステリアスな新星がアルバム・デビュー。〈マカロニ・ウェスタンmeetsエレクトロ・シューゲイザー〉とでも形容すれば良いのか、哀愁と倦怠感に溢れたサウンドを奏でていて、シネマティックなムードがある種の美しさを醸し出し、ぐいぐい引き込まれてしまう。もしデヴィッド・リンチが西部劇を作ったら、サントラは彼らに依頼してほしい。痛々しいラヴソングの数々に胸が張り裂けそう……。