積極的に把握しようとしなくても数か月おきに作品を投下してくるオークランドの雄。たぶん今年最初となるアルバムは、最近ベイ産品でよく見るジョセフ・ケイら歌唱ゲストをほぼ全曲にフィーチャーしたもの。808使いの冒頭曲からムードのあるブラコン系トラックが続き、主役の無骨なアクの強さもいつも以上に強調。故マック・ドレーを連想させる冗談のようなジャケにもかかわらずアーバンな情緒がゆったり流れていく。