INTERVIEW

NOKKOインタヴュー 〈NOKKO PREMIUM SYMPHONIC CONCERT〉オーケストラで魅せる、ロック・ヴォーカリストの新しい地平

NOKKOインタヴュー 〈NOKKO PREMIUM SYMPHONIC CONCERT〉オーケストラで魅せる、ロック・ヴォーカリストの新しい地平

オーケストラで魅せる、ロック・ヴォーカリストの新しい地平。

 80年代後半に日本のポップ・シーンを席巻した伝説のロック・バンド、REBECCA(レベッカ)の紅一点ヴォーカリストとして活躍し、その後はソロでも成功を収めたNOKKO。深い共感を呼ぶ作詞の才能と、パワフルかつ愛らしい歌声で今なお音楽ファンの心を掴んで離さない彼女が、billboard classics シリーズの〈PREMIUM SYMPHONIC CONCERT〉に登場。3月の大阪・フェステイバルホールを皮切りに、名だたるオーケストラとの共演で国内クラシックの殿堂5箇所をまわるツアーを開催する。

――2015年に20年振りの再結成ライヴを横浜アリーナ(8月)とさいたまアリーナ(11月)で行い、大きな反響を呼び、その年のNHK紅白歌合戦にも出演。昨年は約28年半振りとなる全国ツアーを行い、11月には約17年振りとなるシングル“恋に堕ちたら”のリリースと、REBECCAファンには嬉しい話題が続いています!

 「いい想い出ばかりじゃなく苦しい思いもいっぱいしたバンドでしたが、昔と同じようにずっと応援して下さる皆さんの前で歌えるのが本当に楽しかった。親子で聴きに来てくれた方も沢山いて嬉しくなりました」

大阪:3/18(日)フェスティバルホール公演 柴田真郁指揮 兵庫芸術文化センター管弦楽団

――昨年は〈billboard classics festival 2017〉にソロで参加されて、初めてフルオーケストラの演奏をバックに“フレンズ”“人魚”“Cotton Time”の3曲を熱唱されました。

 「実はちょっとしたショック……というかかなり衝撃的でした。オーケストラの演奏とあまりにしっくりと馴染んだので。実際にステージに立つ前は、自分の歌声が丸裸にされそうな気がして心配だったのですが、いつもと同じように自然に歌えたし、むしろ、より自由にできたかも。そして目の前で指揮者の方が凄く奮闘されている姿にロックを感じました(笑)」

――歌い慣れていたはずの名曲にも、思わぬ発見があったのではないですか?

 「オーケストラが見せてくれた、曲の新しい風景が好きです。本当にアレンジが美しい。これは以前のインタヴューでもお話ししたことですが、例えばライヴの定番曲である“Cotton Time”は私の地元である埼玉の荒川の土手から見た夕暮れの風景と恋について書いた歌なのに、今回なぜか、クラシックの名曲である“ダッタン人の踊り”のことが頭に浮かんで、カザフスタンの夕陽を見ているような気に(笑)。それと同時に、当時の自分にとって、あの土手の上に広がる空が世界の全てだったんだなって、懐かしい気持ちになりました」

――REBECCAはキャッチーな曲のノリも素敵ですが、NOKKOさんの書く歌詞の世界が魅力的でした。 “MOON”(88年2月発売の9thシングルで6thアルバム『Poison』収録曲)のような、深い人間ドラマを感じさせる曲はどうやって生まれたのですか?

 「不思議ですよね。本人はあの曲の女の子みたいに〈黒いリストに名前を残した〉ことも〈想い出ひとつも持たずに家を飛び出し〉た経験があるわけでもないんですよ(笑)。でもあの頃の自分の人生や感じていたことが、そのまま物語となって歌に投影されていたのは確かですね」

大阪:3月18日(日)フェスティバルホール公演 柴田真郁指揮 兵庫芸術文化センター管弦楽団

――単独公演となる〈PREMIUM SYMPHONIC CONCERT〉では曲数も増えるので、ワクワクします。

 「前回の3曲を含めて15曲ぐらいは歌いたい。“Maybe Tomorrow”のようなしっとり系バラードだけでなく、アップテンポな“LONELY BUTTERFLY”やロックな“CHEAP HIPPIES”まで。“MOON”も歌いますよ! それから“ライブがはねたら”のようなソロ時代の曲も」

――3月21日発売のニューアルバム『TRUE WOMAN』からも?

「もちろん! ピョンチャン・オリンピックのテレビ東京系中継テーマソングだった“翼”や、ユーミン(松任谷由実)さんが曲を書いてくれた“ふふふ”、REBECCAの新曲として先行発売した“恋に堕ちたら”、そしてアルバムのタイトル曲も。“TRUE WOMAN”は日々忙しい現代の女性に向けて、焦らずにゆっくり、楽しい恋をしましょうよっていう曲です」

――今回の会場も、いずれもクラシックの殿堂ばかりです。

「ステージに立つと、古代の円形劇場から続く長い歴史の流れの端にいるような、壮大なロマンを感じます。と同時に、オルゴールの箱の中で歌っている自分が、大勢の皆さんにじっと覗き込まれているような緊張感もありますが、こんな素晴らしい機会をいただいたことに感謝して、心躍る気分です。会場でお待ちしています!」

 


NOKKO PREMIUM SYMPHONIC CONCERT
大阪:3月18日(日) フェスティバルホール 開演14:00(終演)
東京:4月11日(水) 東京文化会館 大ホール 開演19:00(終演)
福岡:5月7日(月) 福岡シンフォニーホール(アクロス福岡) 開演19:00
札幌:5月17日(木) ニトリ文化ホール 開演19:00
名古屋:5月29日(火) 名古屋国際会議場 センチュリーホール 開演19:00
出演:NOKKO
指揮:柴田真郁(大阪・名古屋)/山下一史(東京)/栁澤寿男(福岡)/栗田博文(札幌)
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団(大阪)/東京フィルハーモニー交響楽団(東京)/九州交響楽団(福岡)/ビルボードクラシックスオーケストラwith SORA(札幌)/ビルボードクラシックスオーケストラ(名古屋)

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