70年代のRCAやEMI時代、イヴァン・リンスの黄金期を支えた名アレンジャー、ジルソン・ペランツェッタと再びタッグを組んだ2018年最新作。往年の名曲を共につくりあげた盟友とのデュオで再演するという、なんとも絶妙な企画。エレピと生ピアノによる素晴らしいアレンジと、さらに表現力を増したイヴァン・リンスのヴォーカルに往年のファンでなくとも胸がアツくなること必至! 当時のニュアンスを残しつつも、決して懐古趣味になることのないアップデートされたサウンドの素晴らしさ。ブラジルが世界に誇るメロディーメイカーの過去と現在をつなぐ傑作に仕上がっている。