世界的な大企業のCM音楽を多数手掛け、ヘリオスやミント・ジュレップの名でもコンスタントに作品を発表しているキース・ケニフが、ゴールドムンドとして2年半ぶりのアルバムを完成。柔らかなピアノとシンセ、ほんの少しのリヴァーブで描くオーガニックなアンビエントロニカは同名義ならでは。境目のぼんやりとした音像から物悲しさがこぼれ落ち、まさにラテン語で〈夕暮れ〉を意味するタイトル通りの一枚だ。