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【連載:IN THE SHADOW OF SOUL】[第107回]稀代のソングライター、ラモント・ドジャーのシンガーとしての顔

梅雨の季節を乗りきるためのリイシュー

VARIOUS ARTISTS Baby I've Got It! -More Motown Girls Kent(2018)

 今月はメインのテーマにちょうどピッタリな一枚、ケントが定期的に送り出しているモータウンの蔵出し男女別コンピの最新作として、女性シンガー&ガールズ・グループの未発表曲を集めた第3弾『Baby I've Got It! -More Motown Girls』(Kent)を推薦しておきたいです。グラディス・ナイト&ザ・ピップスの素晴らしいモータウン初録音“In My Heart I Know It's Right”など数年前に配信オンリーで出ていた音源もありますが、大半の楽曲が初出で、当然すべて初CD化。ラモント絡みも3曲あり、以前ミラクルズ版の蔵出しもあった“Mr. Misery(Let Me Be)”のマーサ&ザ・ヴァンデラス版や、ブライアンと共同プロデュースしたマーヴェレッツ“Sweet Talking Guy”(シフォンズのカヴァー)と、どれも資料価値以上の楽しさがあります。

SHALAMAR Uptown Festival/Disco Gardens/Big Fun Robinsongs(2018)

 続いては、シャラマー初期の3タイトルを2枚組セットに詰め込んだ『Uptown Festival/Disco Gardens/Big Fun』(Robinsongs)を。ジョディ・ワトリーらメンバーが定まっていく2作目以降が良いのは当然ですが、そのうち「ソウル・トレイン」発の企画ユニットだった頃の初作『Uptown Festival』(77年)は、表題曲がH=D=H曲を中心とするモータウン曲のディスコ・メドレーということで、このページ的にもオススメです。ソーラー音源はいろんなところから復刻されてすぐなくなるので、あるうちにどうぞ。

ERIC BENET The Best Of Eric Benet Rhino/ワーナー(2018)

 最後はいきなり90年代になって、エリック・ベネイのベスト盤『The Best Of Eric Benet』(Rhino/ワーナー)。人気の“Spend My Life With You(Buttered Soul Remix)”やアルバム未収の“Love Don't Love Me”も聴ける好配慮盤です! *出嶌孝次