人気チカーノ・ラッパーによる昨年の傑作が流通開始。冒頭の強力なGファンク“California Murda Case”からスキモノならたまらんはずだが、今回は「オール・アイズ・オン・ミー」に触発されてか2パックの引用が目立つのも特徴だろう。“Hit 'Em Up”で斬り込む表題曲をはじめ、そのままな“I'm A Ryda”や“2 Live & Die In I.E.”など、ここぞとばかりに爆発した憧れが微笑ましい。シャーデー使いの“Smooth Operator”も聴きもの。