US西海岸を拠点にするグリッチ・ホップ・トリオによる3枚目のアルバム。今作もチリチリとしたノイズやヘヴィーなベースがこれまで通り主張をしているが、テンポを落とした音作りに注力し、メランコリックな方向が強調された壮大な作風へとシフト。女性ヴォーカル曲には程良い甘さとキャッチーさもあり、オデッザを筆頭とするカウンター周辺の作品群に通じる良質な内容となっている。