サム・プレコップ、ジョン・マッケンタイア、アーチャー・プレウィットの3人編成になってから初となる6年ぶりのアルバム。初夏にピッタリの爽快なヴォーカルを、オーガニックな風合いのギターとドラミングが優しく引き立てていて、そこここで大人の余裕が感じられる。スリル・ジョッキーのお膝元=シカゴの他にLAでも録音したせいか、太陽の光が燦々と降り注ぐような多幸感に溢れ、新章を飾るに相応しい作品。